AR  Rosemarie Cattery
    ローズマリー・キャッテリー
                        オリジナルWebsite: Rosemarie Cattery
オーストラリアのキャッテリーで、オーストラリアのOSSに加えて、アメリカのシューボックス(Millar's Shoobox)のトラディショナル・シャム、オランダのカスカベル(Cascabel)のタイキャットを
取り寄せてブリード・プログラムに加えていらっしゃいます。
 
 
オーストラリアからの輸入であれば、通常14日間の係留期間が12時間以内と短いですし、
日本との時差もそれ程ありませんので、
仔猫にとっても負担が軽いのではないかと思われます。尚、輸入するのであれば(お迎えに行ってあげるのが一番ですが)、
充分に乳離れをする3〜4ヶ月から更にいくらか期間を置いて、仔猫の方の準備が充分整ってからの方が安心だと思います。
詳しくは、ブリーダーさんにご相談・ご連絡ください。
2004年2月現在で、仔猫が何匹かいるようで、数週齢ほどにまで成長しているようです。
以前、日本へ養子に出した経験もお持ちとのことです。
 
 
「猫を飼うのなら、仔猫、それも2〜3ヶ月の幼猫のうちに飼い始めないと懐かない。」という考えをお持ちの方も多いようですが、
(主に欧米の)様々なサイトや本を見ておりますと、「猫は駄獣ではないので、生涯のいつの時点においても、
歳を取っていても、新しい人間と絆を結ぶことが出来る。」と書いてあるものが多いのです。
むしろ、早過ぎる乳離れの方が精神的にも肉体的にも不安定になり、生涯に渡って人や他の動物と絆を結べないなどの心の傷跡や、毛布を吸うなどの問題行動、
免疫力の低下などの問題をはらむ場合が多いそうです。
特に、シャムの仔猫は母猫との絆が非常に強く、他の品種の猫より成熟が遅いので、
早過ぎる離別が一生を通じての神経症的な習慣(毛布を吸ったりする)となってしまうことも少なくないとのことです。
 
 
乳離れに適切な時期は、最低12週齢で、16週齢とおっしゃるブリーダーさんもいらっしゃるようです。
主な理由は2つあり、ひとつは、6週齢から12週齢の期間は、猫社会でのコミュニケーションを通じての
精神的・情緒的な成長や、社会性を身につけるために、仔猫にとって非常に重要で必要不可欠な時期である、という理由からです。社会性が充分に身に付いた仔猫は、新しい環境や人にも
比較的簡単に馴染みやすく、人間との絆もスムーズに結び易いとのことです。また、もうひとつは、その期間は母猫からの免疫が徐々になくなっていく期間であり、
一方で、ワクチン接種などの体内環境のバランスが崩れやすい時期ですので、その時期に母猫や兄弟猫との別離や、
住環境の変化、新しい人間たちとの関係を作らなければならない、などのストレスが加わった場合、
免疫力の低下などの懸念が挙げられ、最悪の場合は、死に至るケースもあるとのことです。
 
 
新居に到着してからは、十数年にもわたる長いお付き合いになるのですから、
仔猫時代くらいは存分に母猫や兄弟達との時間を与えてあげたいものですね。
 
 
養子適齢期についてのより詳しい説明