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参考サイト:何故12週齢なのか?   NEW!


 

     
    参考のための私的訳文:

    注:個人訳のため、内容に責任を持つものではありません。
      内容を正確に把握なさりたい方は、
      原文をお読みくださるようお願い申し上げます。


     
    何故12週齢なのか? by Old Siam Cattery   NEW!
                         

      ママと過ごす貴重な時間:

    仔猫は、母猫や兄弟猫たちと、最低12週齢まで一緒にいるべきです。 授乳中の仔猫たちを伝染性疾患から防護してくれる、母猫のミルクの中の抗体が存在するからです。 同時に、若猫たちが学ばなければならない、沢山の個人的な健康法のようなもの、 トイレの作法、適切な(遊びの)お行儀、そして猫社会の言葉などがあるからです。 その上この期間は、仔猫たちが人間と建設的な関係を持つための重要な時期なのです。
     
      仔猫が、6週齢から12週齢の間に経験することは、生涯を通じて精神的・感情的な、 そして発育上においての重要な道しるべになります。 母猫や兄弟姉妹たちや、慣れ親しんだ環境との別離は、 必要以上のストレスや不安を仔猫に与え、 深刻な健康上の問題や、最悪の場合には死にさえ至ることもあります。 もしそのブリーダーが、その仔猫の最善を心から考えているのであれば、 12週齢以前にキャッテリーを離れさせることはないでしょう。
     
     


     
      早期別離の潜在的な問題:

    健康と免疫:8週齢から12週齢の間は、 仔猫が母猫から受け取った免疫は減少していき、 仔猫自身の免疫システムが、初期のワクチンに助けられつつ、 それを受け継ぐためにちょうど始まったばかりなのです。 この期間、仔猫は呼吸器系の問題や下痢のような病気に対して、より敏感になります。 この時期に新居へ向かうといった、そして、そこで異なる細菌にさらされるといったストレスは、 その仔猫をより病気にかかりやすくしてしまう可能性があります。
     
      ブリーダーにとっては、4ヶ月齢(16週齢)になるまで仔猫を保持しておくということが、 より費用がかかるということは明らかですが、しかし、何匹かの仔猫は、 16週齢以前に投与されたワクチンからは充分に免疫力を発達させることが出来ません。 この理由から、もし12週齢の仔猫を受け取った場合は、16週齢以降に (同じワクチンの)3度目の接種を追加的に行うという事が重要なのです。
     
      環境の変化は、仔猫にさらなるストレスを与えるので、 病気にかかる機会も増えることになります。 最初の接種は免疫を与えるためには充分ではなく、 仔猫は、 仔猫自身の免疫システムが、 母猫のミルクの免疫からワクチンの免疫と入れ替わるための時間を必要とします。 仔猫の免疫システムは、この課題だけで手一杯ですので、 その仔猫は、 他の病気を撃退するための可能性がより少ない状態に放置されているのです。
     
     
      乳離れの過程: 仔猫が、母猫による授乳から、自分で食事ができるようになるまで、 たった一日で切り替わるということはありません。 乳離れは、あくまでも「過程」です。 仔猫が少量の食事をし始めても、それ以上に授乳をされています。 そして次第に、授乳より食事へシフトしていきます。 母猫は通常、仔猫が8週齢から12週齢の間に、乳離れを開始します。 母猫は、 彼らへの授乳を拒否するに従って、 積極的に、拒否や欲求不満に対処する方法を教えます。 このことを学んでいない仔猫は、行動上の問題を進展していきかねません。 乳離れは、同時に、母猫からの独立を獲得する期間でもあるのです。 不意の突然な乳離れではなくて、段階的な過程を踏む方がベストなのです。
     
      もし、仔猫があまりにも早く母猫から引き離されてしまった場合、 食事の量が減り、排泄の問題も起こるでしょう。 食事と環境の変化は、仔猫にストレスを与えてしまい、また、 仔猫に下痢を引き起こしてしまいます。 何しろ仔猫はほんのわずかな身体の塊しか持たないので、 重症の下痢は、 脱水と急速な体重減のため、命取りになる場合があります。
     
     
      社会化と行動: 「成長した仔猫の場合、新しい人には懐きにくい。」とよく言われていますが、 彼らは、全く問題なく新しい家族に懐きますので、 この話は真実であるとは言えません。 仔猫たちが、最初の重要な時期を、母猫や兄弟姉妹と共に過ごすことができるようにするために、 そして、キャッテリーを離れる日に、可能な限り健康で、ストレスに対抗できるようになるための 期間を持たせることができるようにするために、この伝説は一掃されなくてはなりません。
     
      早い時期に母猫から離された仔猫が、人間に対して代理母として懐くことがあるということは 真実かもしれませんが、これは、若い猫にとって健全な行動ではありません。 仔猫はしばしば、衣類や耳たぶさえもしゃぶったり、独りで残されると恐怖やノイローゼに 陥るようになってしまうかもしれません。 適切な社会化がなされていない猫は、他の猫たちと上手く暮せないかもしれず、 これは家にいる数々の猫との問題にもなり得ます。
     
      9週齢から14週齢の間、仔猫は母猫や兄弟猫たちから、他の猫たちとの付き合い方を学びます。 仔猫が、その生涯において貴重な体験を学ぶために、 母猫や兄弟姉妹と一緒に過ごした最初の日々を持った、ということは重要であり、 この経験は、彼らが健康で幸せな大人の猫に成長することができるという自信を提供するでしょう。
     
      殆どの仔猫は、12週齢までに充分乳離れをし、 人間や母猫・兄弟猫たちと適切な社会関係を持つようになります。 これらの仔猫たちは、新しい世界を探索することや、 自信を持って「事にあたる」ことを既に学んでいます。 仔猫が、あなたの家に来るまで、 12週齢かそれ以上になるまで待つということは、飼い主にとっては、 少なからずも残念ではあるでしょうが、 これが彼にとって最善の策であり、 あなたはこれらの理由により、彼が肉体的に、精神的に、 そして感情的にもより良いのであると気が付くでしょう。


     
     


 
 

 
 


                     





     


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