著者の Sydney France 氏は、英国の "Siamese Cat Club" の委員会のメンバーで、
"Cats and Kittens" Magazine" の編集長でもあった方です。
 
 
Kit Wilson さんによる「前書き」では、シャム猫の魅力とエピソードや、当時のブリードクラブなどが紹介されています。
「シャム猫の歴史と起源」には9ページ、「外見と特徴」では、当時シール以外に登場したばかりのブルーなどの他のカラーについての説明や、
シャム猫の特徴である「声」について5ページにわたって書かれています。
 
 
他にも「繁殖と管理の仕方」、「スタッド・サービスと登録について」、「食餌の内容・看護の仕方」、「ショーへの出陳や、Siamese Cat Club のショーについて」、
「室内飼いの重要性」、「写真の撮り方」、「血統について(当時の有名なキャッテリーの紹介)」、「クロス・ブリードについて」など、
当代のブリーダーさんたちにとって非常に興味深い、内容の濃い本となっています。
 
 また、挿入されている多くの写真にシャム猫の魅力が充分表わされていて(人間のように、楽譜を見て歌っていたり、乳母車を押して手伝っていたりする場面が、上手に捉えられています・・・!?)、
眺めているだけでも飽きさせません。
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