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1989年以前に出版された本 

The books published during 1990'sThe books published after 2000The Siamese Cats Calendars of 2006

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1930年代〜1980年代に出版された本です。 版や発行年によって、出版社や総ページ数・内容が違っている場合もあります。 各々の初版本や1900年代半ばまでの出版物は、PREOSSIAのリンクにも掲載されています。 Amazonで注文・送付不可の場合は、 abebooksにて注文・送付可能です。 著者名:Author、本のタイトル:Title を入力して検索してください。


 
  1. "The Siamese Cat", Phyl Wade, 1934

  2.  
  3. "Siamese Cats", Sydney France, 1950

  4.  
  5. "Siamese Cats", Phyllis Lauder, 1950

  6.  
  7. "The Book of the Siamese Cat", Rose Tenent, 1951

  8.  
  9. "Your Siamese Cat", Hettie Gray Baker, 1951

  10.  
  11. "Siamese Cat Book", Vera Nelson, 1951

  12.  
  13. "The Complete Siamese Cat", Milo G Denlinger, 1952

  14.  
  15. "This is the Siamese Cat", Marge Naples, 1964

  16.  
  17. "The Siamese Cat Owner's Encyclopedia",
    Mary Dunnill, 1974

  18.  
     
  19. "Siamese Cats", Louise Van der Meid, 1978

  20.  
  21. "100 YEARS OF SIAMESE CATS", May Eustace, 1978

  22.  
  23. シャム猫−短毛種猫の飼い方, 愛犬の友編集部, 1985

  24.  
     
     


     
  1. The Siamese Cat           by Phyl Wade
     
    Methuen & Company, 1934, 1st edition

    全104ページ、厚さ約2cm弱、B5版より小さめ、ハードカバー。
    著者の Phyl Wade さんは、世界初のシャム猫クラブ "Siamese Cat Club "の会長です。 また、「著作紹介」をなさっている、 Compton Mackenzie 卿は、 小説家及びシャム猫愛好家として有名な方で、 同クラブの設立者でもあり、理事でもありました。
     
    1934年当時の、シャム猫あるいは仔猫の一般的な世話の仕方、ブリーディング、看護の仕方、病気について、成猫の食餌などが書かれています。
     
      著者による11ページの "introduction" では、「猫全般とシャム猫の歴史」の他に、「猫愛好家の父」といわれる Harrison Weir 氏が、1892年に出版した "Our Cats" でのスタンダードについての詳細が興味深いです。 Harrison Weir 氏は、優秀なイラストレーターでもあり、当時のシャム猫の理想の姿を描いたイラストが、PREOSSIA の "History of Siamese Body Type" に掲載されています。

    「著作紹介」の"前書き"では、 「猫愛好家の増加について」や「犬と猫の比較」、「シャム猫の特性(愛情深さ・会話する能力・集中力・ 遊び好きなところ・正直さ)」などが、23ページに渡って詳しく紹介されています。 また、その当時のキャットクラブやスタンダードについての詳細にも11ページが割かれています。 ディクソン嬢の "Pita"や、プレストウィック・キャッテリーの "Prestwick Perak"など、 その当時の有名な猫たちの写真が挿入してあります。
     

    また、この本の中で彼女は、お勧めのキャッテリーとして、 「プレストウィック・キャッテリー」 「オリエンタル・キャッテリー」 「ディクソンズ・キャッテリー」 などを推薦しています。
     
    今から約70年前の、シャム猫のオーナー&ブリーダーさんたちの頼りになる実用書だったと思われます。


  2.  
     


     
  3. Siamese Cats        by Sydney France
     
    Cats And Kittens Publications,
    1950, New and Revised edition (1948, 1st edition)

    全154ページ、厚さ約2cm弱、B5版くらい、ハードカバー。

      著者の Sydney France 氏は、英国の "Siamese Cat Club" の委員会のメンバーで、 "Cats and Kittens" Magazine" の編集長でもあった方です。
     
      Kit Wilson さんによる「前書き」では、シャム猫の魅力とエピソードや、当時のブリードクラブなどが紹介されています。 「シャム猫の歴史と起源」には9ページ、「外見と特徴」では、当時シール以外に登場したばかりのブルーなどの他のカラーについての説明や、 シャム猫の特徴である「声」について5ページにわたって書かれています。
     
      他にも「繁殖と管理の仕方」、「スタッド・サービスと登録について」、「食餌の内容・看護の仕方」、「ショーへの出陳や、Siamese Cat Club のショーについて」、 「室内飼いの重要性」、「写真の撮り方」、「血統について(当時の有名なキャッテリーの紹介)」、「クロス・ブリードについて」など、 当代のブリーダーさんたちにとって非常に興味深い、内容の濃い本となっています。
     
     また、挿入されている多くの写真にシャム猫の魅力が充分表わされていて(人間のように、楽譜を見て歌っていたり、乳母車を押して手伝っていたりする場面が、上手に捉えられています・・・!?)、 眺めているだけでも飽きさせません。


  4.  
     


     
  5. Siamese Cats           by Phyllis Lauder
     
    Williams & Norgate, 1950, 1st edition

    全96ページ、厚さ約1cm、B5版より小さめ、ハードカバー。

    ブリーダーさんの初心者へのガイドともなる、詳しい実用書です。
     
      "前書き"は、1924年に "Siamese Cat Club" が最初に開催したチャンピオンシップ・ショーにおいて、 ベスト・キトンに選ばれ、その後のシャム猫の有名なキャッテリーとなった " Prestwick" キャッテリーの Greta Hindley さんによって書かれています。 ちなみにその時に優勝した仔猫は、"Prestwick Perak" でした。
     
      「シャム猫と英国のシャム猫クラブ "Siamese Cat Club" の歴史、各カラーの公認の経緯(キャッテリー名も紹介されています)」には8ページ、 「繁殖と世話の仕方」、「健康について」、「ショーへの出陳(13ページ)」、「カラーや体質の遺伝(12ページ)」
     
      また、第7章の「ペットとしてのシャム猫」では、 シャム猫が話す様々な言葉(?)や鳴き方、いたずら好きな面などの性格が、エピソードを通して 8ページに渡って紹介されています。「シャム猫は”R・M・W・N・G”の子音と、全ての母音を話すことが出来る」と書いてあったりして、 思わず笑いを誘ってしまいます。
     
      最後に、その当時の世界中のシャム猫のクラブがリストアップされています。


  6.  
     


     
  7. The Book of the Siamese Cat         by Rose Tenent
    Denlingers, 1951, 1st edition
  8. 全130ページ、厚さ約2cm、B5版よりやや大きめ。

    「シャム猫の歴史」、「シャム猫の献身的な愛情と忠誠心について」、「仔猫の購入方法と育て方」、 「ブリーディングの仕方」、「ショー参加について」、「キャット・クラブに参加するべきか?」、 「一般的な疾患」、「愛好家の中でのシャム猫の位置づけ」、「有名なオーナー」、「他の国のシャム猫」 など、興味深い話題が豊富で、しかもかなり詳しく載っています。
     
      挿入されている写真も多く、一枚一枚の説明も付いているので、昔のスタイルのシャム猫を知る上で、非常に参考になります。 各々の「キャット・クラブ」についても、設立の経緯から、目的、そして各々の賞の内容に至るまで、 丁寧に解説されています。
     
      「有名なオーナー」には、小説家の Compton Mackenzie 氏や、 女優の ビビアン・リーなどが、それぞれ飼っているシャム猫のエピソードと共に、 紹介されています。 「他の国のシャム猫」では、 アメリカの "Siamese Cat Society of America" とのスタンダードの比較や、 オーストラリア、南アフリカなどのクラブの紹介もされています。
     
      最後に、「シャム猫との快適な暮らし方」について、項目別に書かれており、 「引越し」、「他の動物との共同生活」、「首輪について」、「輸出の仕方」などの 説明もされています。


     
     


     
  9. Your Siamese Cat           by Hettie Gray Baker
     
    Farrar, Straus & Young, 1951, 1st edition

    全111ページ、厚さ約1cm強、B5より若干小さめ、ハードカバー。 著者はアメリカの作家でもあり、シャム猫愛好家でもあったそうです。
     
     
    「私はシャム猫のオーナーではありません。2匹のシャム猫が、私のオーナーです。 この本は、他のすべての召使(直訳:奴隷)がその神様やご主人様に、 どうやってお仕えするのかを、彼らの許しを頂いて書かせていただいたものです。」
     
    の前書きで始まります。
     
      1951年という、今から50年以上前に書かれた本ですが、シャム猫への思い入れなど、 全く時の隔たりを感じさせません。
    内容はその当時の、シャム猫の歴史、ブリーダーさん間の裏話、シャム猫の飼い方や性格、輸送の仕方(船でも・・・!)など 現在と比較して同じ部分・全く違う部分・現在より進んでいるとも思える部分など、面白く読めると思います。
     
      英米のスタンダードの比較や、タイ語のネーミングなど、 他の本には掲載されていない内容も含まれています。
     
      読み物としても実用書としても楽しめます。


  10.  
     


     
  11. Siamese Cat Book        by Vera Nelson
     
    All-Pets Magazine, 1951, 1st edition
     
    国内アマゾン  Siamese Cat Book

    全96ページ、厚さ約1cm、B5版よりやや大きめ。

    米国のシャム猫のブリーダーである著者が、長年の経験を、 初心者のブリーダーのために、1冊の本にまとめたものです。
     
      主に、ブリーディングと病気や、世話の仕方についての内容が充実しています。 シャム猫の性格も非常に具体的に書かれていて、面白く読めます。 他にも、キャット・クラブや、有名な猫についての解説もあります。 スタンダードも詳しく載っており、 様々なキンクの実例など、イラスト付きで分かり易く説明してあります。

     
    また、この本の中で彼女は、米国には、 「サウスウッド・キャッテリー」 「プレストウィック・キャッテリー」 「ドネレイル・キャッテリー」 など、イギリスのキャッテリーからの猫たちが沢山来ている、と書いています。
     
    シャム猫の魅力について語り始めれば、それは尽きるところなく、家族からも「あれはもう書いた? これも書いた?」と指摘されながら、この本を書き終えたそうです。 ブリーダーさんにとっては、内容の濃い一冊となる実用書であると言えると思います。
     
     


  12.  
     


     
  13. The Complete Siamese Cat      by Milo G Denlinger
     
    Howell Book House, 1952, 1st edition

    全108ページ、厚さ約2cm弱、B5版より大きめ、ハードカバー。

     
    シャム猫の起源、イギリスやアメリカへの輸入当時のこと、他の国のシャム猫について、 シャム猫の性格、一般的な世話の仕方などが書かれています。 シャム猫のオーナー&ブリーダーさんの頼りになる実用書です。


  14.  
     


     
  15. This is the Siamese Cat        by Marge Naples
     
    TFH Publications, 1964, 1st edition

    全240ページ、厚さ約3cm強、B5版より大きめ、ハードカバー。


    シャム猫の歴史、性格、仔猫の見つけ方、しつけ方、ブリーディングについてなど 全てが詳しく載っています。 それ以前の OSS の姿から現代のシャムへの変遷を、多数の写真の中に見ることができます。 シャム猫のショー・ブリーダーさんにとって、有用な実用書のようです。


  16.  
     


     
  17. The Siamese Cat Owner's Encyclopedia
                                      by Mary Dunnill
    Howell Book House, 1974, 1st edition

    全140ページ、厚さ約3cm弱、B5版くらい、ハードカバー。

    著者は、この本が書かれた1974年の時点で、 "Siamese Cat Club" の会長をなさっていた方です。
     
      アルファベット順の索引で、その名の通りの「百科事典」です。 "ORIGIN(起源)"に20ページ、 "GENETICS(遺伝子学)"に20ページほど割かれています。
     
      年代と猫の名前が歴史の教科書さながらに多数出てきます。 文字通り、シャム猫のオーナー&ブリーダーさんの頼りになる実用書で、 とても重宝します。


  18.  
     


     
  19. Siamese Cats           by Louise Van der Meid
     
    TFH Publications, 1978, 1st edition

    全64ページ、厚さ約6mm、B5版より小さめ。

    仔猫の選び方、世話の仕方、ブリーディングの仕方など、バランスよく書かれている手ごろでコンパクトな実用書です。


  20.  
     


     
  21. 100 YEARS OF SIAMESE CATS        by May Eustace
     
    London: Research Publishing Co. 1978, 1st edition

    全105ページ、厚さ2cm弱、B5版より大きめ。


  22.  
     


     
  23. シャム猫−短毛種猫の飼い方
     
    愛犬の友編集部 
    誠文堂新光社 1979年初版発行 1985年第5刷

    全150ページ、厚さ約2cm弱、A4版より小さめ。


 
 


 
 

 
 


                     





     


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