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 信頼できるブリーダー

About a Good BreedersRecommended BreedingAbout the Breeding Costs
News for Pets in Japan

     
  • 日本のペットを取り巻く環境や、ブリーディングについての常識は、 欧米より60〜70年遅れていると思えますが、 現在欧米などの大きな団体で推奨されているブリーディングを、 ここにご紹介致します。
     
      もちろん、現在の日本の状態で全てを求めるのは時期尚早だとは思いますが、 なるべく当てはまる部分の多いブリーダーさんを選ぶことや、 ブリーダーさんやペット・ショップに要望することは、 今後の日本のブリーダーさんのレベルアップや、 ペットたちの健康や幸せの為にも、 現時点でオーナー側にできる最善の策だと考えます。
     
      ペット・ショップで購入するのであれば、 直接ブリーダーさんとのコンタクトが取れるかどうかも、 非常に重要なポイントとなります。 オーナー側が、情報開示を求め続けることによって、責任の所在を明らかすることも可能ですので、 仮に、非人道的なブリーディングがされていた場合でも、 いずれ組織的に改善される糸口となるでしょう。
     
      ちなみに、欧米では、普通の方々が趣味でブリーディングをするという文化が根付いています。 趣味とはいっても、血統調査や飼育・管理・環境などに至るまで玄人はだしで、 猫の身体に優しく、また、繁殖をすること以前に、 猫の幸福な生活を念頭に置いている「倫理的なブリーディング」が、かなり浸透しているようです。 そして、そのような方々を周りの人々も尊敬の念を持って受け入れているようです。 (もちろん、例外もありますが、日本より歴史が長い分、一般人ではあっても、 知識も経験も豊富だということでしょう。そろそろ日本でも、趣味ではあるが、 自分の好みの品種のために真剣なブリーディングを行う人々が 増えてくる時代になっても良い頃なのかも知れません。)
     
      さらに、日本でもまだ時おり見かけますが、一般の人が、興味本位や軽い気持ちで 猫の繁殖をした場合も、やはりその猫や、その猫の子孫たちに同等の責任が生ずると思います。 一つの品種を責任を持って継続的にブリードし続けるのでなければ、 むしろ、真面目で責任感のあるブリーダーさんを応援する意味でも、 その方たちから仔猫を買い求める、あるいは、 里親サイトなどを利用して、飼い主のいない不幸な猫の養い親になってあげる道を選んだ方が、 将来的に迷い猫の数を減らすという意味において、意義のあることではないかと思います。 一般の方が、繁殖をなさる場合は、 その猫の子孫一匹一匹が将来どうなるか、ということにまで厳しく思慮深く見通された後に、 賢明なご判断をなさるようお願い申し上げます。
     
      「中途半端で、興味本位なブリーディングは、 人間の身勝手な自己満足以外の何ものでもない。」と、どこかのサイトに書いてありました。
     
      日本国内であれば、下記の内容に加えて、 そのブリーダーさんやペット・ショップを管轄する自治体に「動物取扱業届出済み」か どうかも、ご確認ください。また、ブリーダーさんだけではなく、 飼い主の責任も定めた「家庭動物の飼い方について」、そして、 「動物の愛護・管理について」も併せてお読みください。
     
      こちらの要望を、ブリーダーさんだけに要求するのは片手落ちというものです。 飼い主側のマナーとして、「オーナーの心得」「去勢/避妊手術の必要性」もお読みください。


     
     
     

    参考サイト「ブリーダーさんへの13の質問」 私的参考訳文 
     
      参考サイト「悪いブリーダーと取引しているかどうかの
    10 の兆候」
      私的参考訳文 

     
      参考サイト「私の猫に子供を産ませても良いでしょうか?」  

    「自分の猫の子供が見たい気もするけれど、どうしたら良いのだろう?」と、 一般の方が一度は考えたことのある質問に、チャート式で分かり易く答えてくれる 楽しいサイトです。
     


       
       
       
    • 責任感のあるブリーダーの決め手となるもの より抜粋
       

        信頼のできるブリーダーと、単なる「仔猫製造屋」における決定的な違いは、 品種、繁殖プログラム、猫や仔猫、買い手に対して、 そのブリーダーが示す関心や責任感です。

      1. 信頼のできるブリーダーは、 直接的にせよ、間接的にせよ、 自分たちの行動によって及ぼされる影響が、 その品種や猫たちにとって一番の利益を与えることになると信じているので、 そのために多大な時間と金銭を費やします。

      2. 信頼のできるブリーダーは、彼らの繁殖プログラムが、 更なる完成へと向かう、創造的で、終わりのない仕事だという事を知っています。
          それに反して、「仔猫製造屋」は、利益によって動機づけられます。 「仔猫製造屋」が、ディーラーやブローカーなどの誰にでも、大量に販売することに 幸せを感じるのに対して、 信頼のできるブリーダーは、各々のオーナー見込み者との個々の契約に執着し、 その調査に際しては注意を怠らず、その後にのみ、仔猫を送り届けるでしょう。
          買い手と、猫(仔猫)と、そして彼ら自身の、 3者の直接の連絡や接触は、相互の相性を確実なものとするために必要なことなのです。 信頼のできるブリーダーの一部は、このことについて重大な懸念を持っているという理由から、 猫(仔猫)に関係なく、新しいオーナー、または、オーナー希望者と話をしたりすることによって、 そのオーナーの生活様式や、性格、予想されるものと、 相性の良い猫(仔猫)を選択するのを手助けするでしょう。
          オーナー見込み者に対しての調査は、養子縁組の成功を保証するために必要なことであり、 それこそが、信頼のできるブリーダーにとって、一番重要なことなのです。

      3. 信頼のできるブリーダーは、 彼の目標がより優れたものになること、 そして、健康を含めて、その品種を向上させることが、一番大切なことなので、 血統とその品種のスタンダードについて関心を持っています。
          向上するという目標を念頭に置いているので、 その血統を知ることなしに、また、 その品種の質としての資格を満たしている書類を持っていないお母さん猫とお父さん猫の繁殖を、 行うことは決してないでしょうし、もちろん、純血種の猫たちを保有しているでしょう。
          このブリーダーは、教えてあげたり教えてもらったりすることを喜び、 その能力もあるでしょう。 新しいオーナー見込み者が感じている猫の世話や不安についての質問にも、 積極的に快く、正確に答えてあげるでしょう。 彼らは、安全に実行できるような時期を見計らって、 彼らの環境の下での、母猫(との面会)や、可能であれば、 父猫や仔猫たちに会うために訪問することを許してくれるでしょう。
          「仔猫製造屋」は、うわべだけの適当な理由を並べて、 販売可能な仔猫を、生育環境以外のところで会わせようと試みるでしょう。

      4. 信頼のできるブリーダーは、契約書(を交わすこと)を主張し、 どのような理由であろうと、その買い手がペットを維持できなくなった場合は、 その猫(仔猫)を、彼らのところに引き取るということを要求するでしょう。
          これは、そのブリーダーがその品種に対して、 また、ペットとして彼らが産まれさせた猫や仔猫の生涯に対して、 責任感を持っていることを示している、ということです。
          健康の記録、血統書、そして手入れなどの情報は、 トイレの世話、掃除、猫にとっての健康で幸せな環境だけではなく、 そのブリーダー自身が持っている自分のブリーディングに対する自尊心の源となります。

      5. 信頼のできるブリーダーは、ブリード・クラブ、キャット・ショー、勉強会などを通して、 彼らの知識が拡大するであろうという期待に胸を躍らせますし、 利用可能な資源を活用するでしょう。 この信頼のできるブリーダーは、 彼らの猫や仔猫に近いところに住むという傾向にあります。

      6. 信頼のできるブリーダーは、時には物事が悪い方向へ向うということを、現実的に理解しています。 しかし、彼らは、その状況でも責任感を維持し続け、 彼らの内側に力がある場合は、必要とされていること、 すなわち、その問題を正しく調整する(誤りを正す)でしょう。


      7.  

    • 責任感のあるブリーダーの10ヶ条の決めごと
    • これらのことだけが、信頼のできるブリーダーの決め手となる要因という訳ではあり ませんが、目安の一例としてご紹介させていただきました。

      1. 信頼のできるブリーダーは、契約書により、猫(仔猫)を養子に出します。

      2.  
      3. 信頼のできるブリーダーは、健康保証書と共に、猫(仔猫)を養子に出します。

      4.  
      5. 信頼のできるブリーダーは、もしその買い手が猫(仔猫)を維持できなくなった場合、 その猫(仔猫)を引き取ることを主張し、その内容で契約します。

      6.  
      7. 信頼のできるブリーダーは、注意深くオーナー見込み者に聞き込みをし、 まだブリーダーがその猫(仔猫)に早期去勢を行っていない場合は去勢/避妊手術をすること、 猫(仔猫)の自由な外出を許可しない(完全室内飼いを推奨する)ことなどの、 特定の要求をします。

      8.  
      9. 信頼のできるブリーダーは、喜んで初心者に教えますし、また教えることができます。 彼らは、その品種や彼らの繁殖プログラムに関する、 どのような質問にでも、答えることに幸せを感じます。

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      11. 信頼のできるブリーダーは、その猫(仔猫)の生涯に起こるかもしれない、 健康についてや、遺伝的なことについてや、あるいは、行動上のことについての、 どのような問題の情報も公開することを主張します。

      12.  
      13. 信頼のできるブリーダーは、彼らが、 清潔に維持し、健康を保ち、健全に社会化をすることができる数の、 猫(仔猫)しか持ちません。(必要以上の猫を持ちません。)

      14.  
      15. 信頼のできるブリーダーは、1匹1匹の猫(仔猫)と過ごす、個別の時 間を持ちます。

      16.  
      17. 信頼のできるブリーダーは、彼らの猫(仔猫)たちの健康だけではなく、 素晴らしい気質(性格)にも、とても関心を持っています。

      18.  
      19. 信頼のできるブリーダーは、他のブリーダーへの、そして、 彼らが養子に出した猫(仔猫)たちの生涯に渡っての助言や援助に、 直ちに応じられる状態にしておきます。

      20.  


         
         


       
       

 
 

 
 


                     





     


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