ブリーダーは、タイプ(体型や容貌)以前に、健康と性格に留意してブリードしなければならない。
  更に、出産が難しいとして知られている血統を避け、
健康で、遺伝的な欠陥のないことが明らかな、
クイーン(お母さん猫)とスタッド(お父さん猫)からだけで、
ブリードされなければならない。
  近親交配(インブリーディング)は、避けなければならない。
ブリーダーは、その猫が、健康面や新しい家との適性において、
その猫に合った幸せで健康的な生活を送ることが出来ると、
充分に予想できる場合にだけ、猫を販売しなければならない。
また、販売する前に、
排便のしつけを受け、ワクチン接種を受けた、元気で健康な仔猫を販売する事を
保証しなければならない。
  更に、平均寿命が異常に短い猫の販売、あるいは、
遺伝性のがんや他の病気で死ぬ比率が高い猫の販売は、
可能な限り避けなければならない。
  ブリーダーは、彼らによってブリードされたどの猫でも、
再度新しい家庭を探す必要に迫られた場合はいつでも、
新しい家庭を用意する手助けをしなければならない。
ブリーダーは、彼らが原因となって生まれることになった全ての仔猫たちに対して、
道徳上の義務と責任を負っている。
そして、適性のない、あるいは、適切でない家庭には仔猫を販売しないということを、
約束しなければならない。
  オーナー見込み者は、注意深く質問を受けなければならない。
その猫が住むことになる家の人との個人的なコンタクトは、
その仔猫が適切な世話をされ、生涯を通じて愛情を受けるかどうかを確立するために、
必要不可欠である。
  ブリーダーは、高齢の購入者とは、その猫が飼い主より長生きした場合の世話の手配について、話し合わなければならない。
仔猫は、獣医師の下で行われる、完全な(全部で2回)の3種混合ワクチンと、
全ての健康診断が完了する以前に、新しい家庭に送り届けられることがあってはならない。
  ワクチンのメーカーは、通常、初回のワクチンは9週より後に接種し、
追加免疫は12週に行うことを推奨している。
また、追加免疫後、約7日ほど置いての引越しが望ましいとされる。(例:13週など)
  新しいオーナーは、その仔猫の、以前の病歴については、
たとえ現在何も症状がなかったとしても、
それがどのようなものでも報告を受けなければならない。
  何らかの健康上の欠陥を持つ仔猫は、現在の体調について充分な情報開示をなされずに、あるいは、
新しいオーナーによる充分な同意を得ずに、販売されるか、無料(安く)譲渡されてはならない。
仔猫の新しいオーナーは、どのような食餌を与えれば良いのか、
そして、新しい家庭へ連れて来ることについてのアドバイスが書かれた書類を貰わなければならない。
特に、既に他の動物がいる場合は、である。
  仔猫が普段食べているキャット・フードのサンプルや、
仔猫が馴染んでいる猫の砂のサンプルを少量、新しいオーナーは貰うべきである。
  ブリーダーは、仔猫のストレスや失望を緩和する
ために、この指示に従うべきであると強調することが望ましい。
  ペット保険があるのであれば、ブリーダーは、
それに加入することが望ましい。
ブリーダーは、故意に、その品種の猫の特徴を、不正確に伝えてはならない。
  また彼らは、偽って広告をしてはならず、その猫の質や健康、品種の珍しさ、
あるいはその品種のブリードの難しさに関して、
事実と異なる説明を誰にもしてはならない。
  オールドスタイル・シャムは、通常のシャム猫、オリエンタルや血統猫と較べても、
高価であってはならない。