オールドスタイル・シャムのはなし−Reputable and ethical breeder−  

 
 


 
 
 
 

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Japanese

    欧米ではペットの生体販売は禁止されており、ブリーダーさんと直接連絡を取って、 家族となる犬や猫を手に入れるのに対して、 日本では、残念なことに、ペット・ショップでの生体販売が未だに行われています。 また、ブリーダさんに関しても、「育種繁殖家」としてのブリーダーさんと、 まだそこまでは到達していない方がいらっしゃるようです。
     
      早い段階で親猫や親犬から引き離される ペット・ショップでの販売自体が、仔猫や仔犬の負担になる要素が多く、 その健康管理やストレス、そしてアフター・ケアなどについても、多くの問題を残しています。
     
      加えて、ペット・ショップを介しての取引となると、ブリーダーさんとの直接の接点がない故、 ブリーダーさんの存在は元より感じられませんし、当然のことながら、その顔も見えて来ません。 その動物たちが、どこでどういう風に産まれ、育てられているのかを知ることも、 もちろん、両親猫や兄弟猫も見ることも不可能です。 その圧倒的な情報不足の中で、 目の前にいる仔犬や仔猫だけを見て、 家族として迎えるかどうかを決めなければならないのです。 これは、とても危険なことであり、日本のペットを取り巻く環境が依然として貧しいということを 意味しています。 そのような意味において、今の日本は過渡期である、ともいえます。
     
      言うまでもなく、一部のペット・ショップやブリーダーさんは、人間の利益最優先の商売を行っています。 オーナーは、全く知識のないまま、彼らの言うことや提示する情報を、 そのまま漫然と受け取るだけですし、そのことについてよく調べも確かめもせず、 さほど深くも考えていないのが現状です。
     
      が、果たしてそれで本当に良いのでしょうか?
     
      大切な家族となるかもしれない動物たちの 繁殖や育て方について、これから十数年一緒に暮らすであろう 当のオーナーが無知の状態で、白紙の状態で、 ペット・ショップ、あるいはブリーダーさんにお任せの状態で 良いのでしょうか?
     
      最近になって、テレビのニュースなどで、充分な世話も受けられず、 過酷な繁殖や住環境を強いられている映像が流れるようになりましたが、 その映像と、目の前の可愛らしい仔猫や仔犬を結びつけて考えられないのが人の常です。
     
      その映像を見て、今度は極論として「ペット・ショップ&ブリーダー&業者=悪徳」というような 図式が、浮かんでくる方も多いと思います。 しかしながら、中には本当に犬や猫の幸福と繁栄を考えて、勉強を怠らず、真剣に繁殖を行い、 プライベートの時間さえも費やして、その成長を見守っていらっしゃる、 良心的なブリーダーさん、あるいはペット・ショップ(現段階では)の方々も、大勢いらっしゃいます。
     
      現代のオーナーに必要なのは、まさに今相対しているブリーダーさん及びペット・ショップが、 そのどちらであるかを見極めることの出来る知識と情報を備えておくことであると思います。 皆が、そのような賢明なオーナーであろうとすることで、 悪質なペット・ショップやブリーダーは、自然淘汰されて行くのではないでしょうか。 「ペット・ショップ&ブリーダー&業者=悪徳=動物への愛情がない」ではなく、「どのようなブリーディングだったら、 許されるのか」、「どれほど愛情を注がれているのか」、あるいは「どのような世話や育て方なら、賞賛されるべきなのか」を、 オーナー側も学んで熟知し、そのことについてペット・ショップやブリーダーさんに、 質問することができれば、巷で聞かれるトラブルなどは前もって回避できるのかも知れません。
     
      適切なブリーディングは、動物にとって、過酷な労働ではありませんし、 自然の摂理に則った、ごくごく当たり前の行動です。 ましてや、ブリーダー側がその繁殖用の犬や猫に対して無条件の愛情を持っていないということでもありません。 動物の身体に負担をかけない、また彼らのWelfare(幸福と繁栄と利益)を最優先に考えた、 理想的な住環境、繁殖行動、そして充分な世話を受ける権利について、 オーナー側も、無関心ではなく、真剣に考えなければならない時期に来ていると思います。 事実、信頼できるブリーダーさんの繁殖用の猫は、これ以上ないくらいの、 破格のVIP待遇を受けています。 充分な愛情と世話を受けることによって、肉体的・精神的・性格的に健康な、 質の高い仔猫が産まれるということは、良識のあるブリーダー(育種繁殖家)さんの常識だからです。
     
      人間が一方的に「愛でる・可愛がる」ということ以上に、 個々の犬や猫が幸せになる権利を、常に考えている「育種繁殖家」としてのブリーダーさんこそ、 心から応援するべきブリーダーさんであると考えますし、 その労力に見合った、相応の対価を支払うことも妥当であると考えます。 賢明なオーナーは、その信頼するに足るブリーダーさんを見極める目を養わなければならない、と考えます。
     
      最近の動きとして、日本でも「改正:動物の愛護及び管理に関する法律」において、 ペット・ショップ及びブリーダーさんには動物取扱業として都道府県知事への届け出という義務が生じました。 お取引をなさる際には、是非ご確認ください。
     
      以下にご紹介するサイトは、とても参考になりますので、是非ご覧下さい。
     
     

  • ブリーダーさんへの13の質問     FBRL  NEW!
     
     
  • 良いブリーダーとは?     SUPERPUPPY
     
     


     

  • ブリーダーさんへの13の質問     FBRL  NEW!

    購入前に確認しておくべき事項を分かり易く箇条書きにまとめ、それぞれの項目ごとに詳しく説明してあります。 ペット用・ショー用・繁殖用など、どのタイプの猫を購入するかによっては質問しなくても良いものもありますが、 購入者が、どのようなブリーダーさんや、ペットショップと取引をしようとしているのかを浮き彫りにする、 的を射た質問だと思います。(必ずしも日本に全て当てはまる訳ではありませんが、参考になると思います。)
     
     
       1.「この品種の魅力や長所について、あなたの考えは?」
       2.「ショーに参加していますか? 」
       3.「この仔猫の両親はタイトルを取っていますか?
         もしそうなら何を? 」
       4.「早期去勢/避妊手術についての知識はありますか?」
       5.「もし、あなたが早期去勢/避妊について知らない場合
         でも、去勢/避妊についての同意を求めますか? 」
       6.「新しい家に連れてくる年齢は?」
       7.「新しいオーナーに対して、どのようなサポートを
         してくれますか? 」
       8.「猫と一緒にどのような書類を発行しますか? 」
       9.「あなたは、仔猫に対しての予約金を求めますか? 」
      10.「書類による売買契約書を提供しますか? 」
      11.「書類による健康証明書を持っていますか? 」
      12.「支払方法はどういうものがありますか?」
      13. 「払い戻しや交換に応じますか?もしそうなら、
         どういう状態でですか?どのような状況であれば、
         仔猫を引き取って頂けますか?」


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  • 良いブリーダーとは?     SUPERPUPPY

    犬のサイトですが、「犬飼い指南」→「犬を手に入れる:良いブリーダーとは?」とお進み頂いて、 「犬」を「猫」に置き換えてお読みください。海外のOSSの「良いブリーダーさん」も、ほぼ同様のことをなさったり、仰ったりしています。 ペット先進国の欧米では、殆ど常識となっていますが、日本ではまだ一般的には根付いていない部分もあります。 今後、購入者側の意識が変わっていくに連れ、かなり改善されていくに違いないとは思います。
     
    ペットショップ、パピーミル(猫の場合は、キトンミル:Kitten Mill と言います)、バックヤードブリーダーについても、詳しく書かれていますので、「犬飼い指南」→「犬を手に入れる:避けた方がいい所」を是非ご覧下さい。
     
    また、カナダをはじめ海外のペットについての考え方が非常に詳しく書かれていますので、併せてご覧下さい。 ちなみに、「去勢/避妊」に関しては、「獣医さん大好き」→「犬の健康を考える:去勢について」に掲載されています。 犬だけでなく猫についても述べているサイトThe Dog Houseの原文を訳す形で「ペットを去勢すべき5つの理由」、「ペットを去勢しない飼い主の、よくある6つのいいわけ」など判りやすく書かれています。
     


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