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  参考サイト:OSS のスタンダードの描写と解説  

The Standard of Old-style SiameseThe Names of Old-style SiameseThe colors of the Siamese Cat
Catshows of the Old-style Siamese

English


OSSのスタンダードは、その団体や国々によって異なり、 公開されているものもあれば、されていないものもあります。
 
  主要な団体の「サイアミーズ」として認められているもの(ショータイプとしてではなく)、 あるいは、「サイアミーズ」とは別の、独立した品種として定めたものなど様々ですので、 ペットとしての購入を希望する方々はもちろん、さらに、 ブリーダーの方におかれましては、交配相手探しやキャット・クラブの移籍などにも関連いたしますので、 ご自分が求めていらっしゃる OSS はどのタイプなのかを、 あらかじめ調べておかれることをお勧め致します。
 
  また、近年OSSをサイアミーズでなく、タイ(Thai)という品種として認定する団体も増えています。
 
  以下は、今現在、世界中で設定され公開されている「OSS のスタンダード」の描写です。
 
 
 
 
参考のための私的訳文:

注:個人訳のため、内容に責任を持つものではありません。
  内容を正確に把握なさりたい方は、
  原文をお読みくださるようお願い申し上げます。
  また、スタンダードの描写は用語や表現法などに独特な言い回しが
  多いため、意味が不明、または、言葉の断定が出来ない部分があります。
  どうぞご了承ください。


 


 
  1. TICA (The International Cat Association ) の
    「タイ」のスタンダード

  2.  
     
  3. FFE (Feline Federacion Europe) の
    「タイ」のスタンダード

  4.  
     
  5. WCF (World Cat Federation) の
    「タイ」のスタンダード

  6.  
     
  7. WTSN 「タイ・キャット」の品種の解説

  8.  
     
  9. PREOSSIA OSS のブリード・スタンダード

  10.  
     
  11. 「トラディショナル・シャム」
    「クラシック・シャム」について

  12.  
     

 


  1. TICA (The International Cat Association ) の
    「タイ」のスタンダード
  2.      PREOSSIAのスタンダードと同一です。

    オールドスタイル・サイアミーズ=TICAのThaiのための、
    公式のスタンダード。

     
      以下のものは、TICAではThaiとして知られている品種の、公式のショー・スタンダードである。 PREOSSIAは、TICAのThaiのスタンダードを、 長い間オールドスタイル・サイアミーズとして知られていたスタンダードであるとして、 支持し続けていた。 これは、TICAの沢山のジャッジの方々、TICAの幹部の方々、TICAの委員会の方々、 そして、ヨーロッパと北米のオールドスタイル・シャム/タイのブリーダーの方々の活動を通じて、 共同で作られたスタンダードである。
     
      Thai(TH)
     
    解説
    頭部:40ポイント
    形状    :10
    額      :5
    横顔と鼻:5
    眼      :4
    眼の色  :3
    耳      :4
    鼻と頬  :7
    首      :2
     
    形状:
    修正されたウェッジ型で、中くらいの幅。頭部は、幅の広さよりも、長さがあるが、極端ではなく、狭くもない。 頭の上部は水平方向に丸みを帯びている。鼻口部(マズル)は、くさび型(V字形)。
     
    額:
    平らで長い。
     
    横顔と鼻:
    ほとんど一直線だが、目の真上に穏やかな凸型の曲面があり、 そして非常にわずかながら、目の真下は緩やかな凹型の曲線を描いている。
     
    眼:
    中くらいからわずかに大きめ、完全なアーモンド形で、オリエンタルではない。 目と目の間の幅は、目ひとつ分より、わずかに開いて配置されている。 目頭から目じりに向かっての直線は、耳の外側の根元に交わる。
     
    眼の色:
    青。深い青の陰影が推奨される。輝きと明度が、色の深さより大切である。
     
    耳:
    中くらいの大きさから、わずかながら大きめ。耳の根元の幅は広く、先端は卵型。 耳の内側の根元は、一番近い目の中心の上に置かれている。 耳は、斜め外側の角度に向いており、頭部の側面よりは、わずかに頭頂に寄っている(垂直線から35度)。 とてもわずかなfurnishings(服飾品?)は、許される。
     
    鼻と頬:
    鼻:長さは中くらい。くさび型(V字形)であり、鼻に向かって先細りになった真っ直ぐな側面とともに、 マズル・ブレークは、ほんのわずかか、全くない。 マズルの終点は、側面に沿ってわずかながら丸みを帯びており、中くらいの骨格である。
    頬:引っ込んでもいないし、突き出してもいない。鼻に垂直方向に一直線で並んでいる。
     

    首:
    中くらいの長さ。細くもなく、過度に筋肉発達してもいない。
     

     ******************************************
     
    体型:35ポイント
    胴体    :10
    脚部と足:8
    尾      :5
    骨格    :8
    筋肉組織:4
     
    胴体:
    細身から程よく長く、小さな豹のようにしなやかで上品な優美さを併せ持つ。よく引き締まってたくましいが、 筒状ではなく、小型でもない。下腹部は、ほとんど水平で、地面と平行しており、安定している。 しかしながら、下腹部のわき腹の下の方の、わずかな量のたるんだ皮膚は許容される。
     
    四肢と足:
    四肢:中くらいの長さ。
    足:卵型で、猫と釣り合いが取れて中くらいの大きさ。
     
    尾:
    胴体と同じ長さ、尾の先端に向かって徐々に先細りになっている。
     
    骨格:
    中くらいの骨格。上品な優美さ。微細でも粗くもない。
     
    筋肉組織:
    引き締まっているがしなやかで柔軟。がっしりでもなく、濃密でもない。 持ち上げたときの猫の重さは、見た目から予測して、同じ程度か、わずかながら少し重い。


     ******************************************
     
    被毛/色/柄:25ポイント
    質感と長さ:13
    身体の色  :12
     
    質感と長さ:
    質感:光沢があり、ほんの少しアンダーコート(下毛)がある。絵に描いたような被毛でなはいが、 確かにぴったり寝ている。
    長さ:とても短い。
     
    身体の色:
    身体の色:猫のポイントカラーにぼんやりと辿れる、なるべく非常に淡いオフホワイトに染められている。 体色の均一さと、ポイントとのコントラストは、極端に白いことより大切である。
    ポイントの色:色のクラスによって、色の濃さと均一性が適度であること。マスク(顔面)、耳、脚(四肢)、そして尾は、カラーに合ったもの。
     

     ******************************************
     
    種類:ポインテッド
    区分:ソリッド(単一色)、タビー(縞)、トーティ(サビ柄)
    色:全て
    容認できるアウトクロス:サイアミーズ

     
     
    一般的な描写:
    この品種の理想的な猫は、中くらいの大きさからわずかに大きめの、フォーリン・タイプのポイント柄の猫であり、 タイの生来のポイント柄の猫の子孫で、その姿に類似している猫であること。 古代のシャムの元来の「ウィッチェン・マート」の生きている同等のものであることと、 20世紀初頭のアメリカやヨーロッパでの 「マルティン・フェース」(テンの顔のような)のサイアミーズのどちらもであることを 目的とされている。
     
    Thaiという猫は、多少なりとも極端であるべきではないと述べることは、全く不可能ではあるが、 しかし、その外見と性格はタイの国の遺産であるべきである。 Thaiという猫は、生来の西洋の品種ではなく、またそれに類似しているべきではない。
     
    この品種は、世界各国に散らばったブリーダーたちが、 20世紀初頭のタイプである、極端に走らないサイアミーズという品種を選択した、 あるいは、ときには無意識的に繁殖を続けていた1950年代に始まった。 1980年代には、これらの猫たちに献身的な、初めてのブリードクラブのいくつかが、 アメリカとヨーロッパで確立された。2001年には、ブリーダーたちは、 このThaiの品種の健康な遺伝子のプールの規模を大きくし、保存するために、 そしてまた、この南アジア固有の品種の猫たちの遺伝子が、西洋の猫のものと異なっているうちにそれを保存するために、 タイから、土地固有のポイント柄の猫を、意識的に輸入し始めた。
     
    このThaiという品種のトレードマークは、はっきりしたくさび型の鼻口部から提示されている、 頭の上部の水平方向に丸味を帯びた 独特の頭の形である。南国のタイという国のThaiのルーツを踏まえて、 もう一つの大切な特徴は、1889年にハリソン・ヴァイヤー氏によって、 西洋で初めて描写された、 この品種の非常に短い被毛である。
     
    Thaiは、一切極端さのないよく釣り合いのとれた、 外見と性格も調和している猫である。

     
     
     
    許容事項:
    生後12ヶ月に至るまでの、仔猫や若い猫の、不完全なポイントカラーと顔の色。 ポイント上においての良好なコントラストである限りの、リンクスポイントの胴体部のわずかな縞模様。 はっきりと身体とポイントのコントラストが見られる限りの、年長の猫の身体のより暗い色の陰影。 去勢していない雄猫のスタッド・ジャウル。
     
     
    ペナルティー:
    生来の丸い目。極端にオリエンタルな目。尖っていない、あるいは、尖りすぎた鼻口部。 狭い頭の上部。小さな耳、大きすぎる耳、耳の位置が下方(頭頂よりは、側面に近い)。 胴体が小型、あるいは、はっきりとした筒状の胴体。鞭のような尾。 過度なアンダーコート(プラッシュ・コート=豪華な下毛)。 non-agouti の成猫におけるゴースト・マーキング。
     
     
    受賞留保:
    ローマンな横顔(?)。明らかなストップ(?)。明白な凸面の額。 目立つイヤー・タフト。密集した下毛を伴ったふわふわした毛皮(テディベア・コート)。 コビーな(短くてがっしりした)胴体。肥満。ホワイトロケットとボタン、 白い爪先と四肢(肉球も含む)。ポイントの中にある白い斑点。青以外の目の色。
     
     
    失格:
    目に見える尾の欠陥。斜視。目に見える胸骨の終点の軟骨の突出(胸骨剣状突起)。
     
     
    気質は、凶暴であってはならず、凶暴なことを表すどのような兆候でも失格となる。 猫は、恐怖を示したり、逃走しようとしたり、通常は大声で不平不満を口に出すだろうが、 危害を与える兆候を見せてはならない。
    以下、TICAのショーのルールの詳細〜。
     
     


     
     


  3. FFE (Feline Federacion Europe) の
    「タイ」のスタンダード

  4. (サイト上の、Races Standard からThaiを選択してください。)


     
     
    体型
    :理想的な "Old type Siamese" は、頑丈で中くらいの大きさの、しかし、 やや丸みのある体格優雅な体型で、 より豊富な筋肉組織を持つ、優れて均整のとれた猫である。 胴体は、中位から大きいサイズ、充実した外観(様子)で、より豊富な胸部からでん部までの構造を持つ。 背の輪郭は、胸郭からでん部へ上に向かって、非常に軽快な(穏やかな)カーブを持つ。 首は、その長さにおいて、中くらいから平均的な短さであり、筋骨逞しく、力強い。 その長さにおいては、優れて均整のとれた、胴体に通じる筋骨逞しい骨。 筋肉質の四肢は、胴体に合わせて均整が取れている。 前足は軽快な円形にされる(わずかに丸みを帯びている)。 尾は中間の長さであり、 しかし胴体へのよい割合で均整が取れており、 幾分根元の部分はより広く、尾の先へ向って細くなっている。
     
     
    頭部
    : 美しい丸みを帯びた頭部、 それは、どの側面から見ても、平らでもないし、へこんでもいない。 額や頬、そして横顔は、全て力強い輪郭を持つ。 輪郭は穏やかな凸面のカーブを見せ、眼や目蓋の部分において、 その形状は充分な丸みを帯びたカーブに到達する(カーブを獲得する)。 鼻には、わずかにくぼみがあり、それはまぶたの下ではなく、眼の位置(高さ)が望ましい。 停止("A stop")は、許容されていない。 鼻面(マズル)は、わずかに丸みを帯び、明快で均整が取れている。 頭部の曲線(カーブ)を強化するように素晴らしく(見事に)発達している。 頬と鼻鏡("nose leather")の形状は、真っ直ぐな線である(真っ直ぐなラインを形作る)。
     
     

    : 耳は中くらいのサイズで、ベース(基礎)の部分が幅広くなっている。 耳の位置は、ヘッドの頂点より側面に置かれている。 ほんのわずかな "ear bushes" は許容される。
     
     

    : 眼は中くらいのアーモンド型で、大きく離れて配置されている。 目玉の上のまぶたは、充分な丸みを帯びた曲線の形状を取る。 眼の色は、澄み切った、はっきりとした色の(明確な色)、輝いた(明るい)深い青である。
     
     
    被毛
    : 被毛の質感は、ほぼぴったりと寝ているが、平らではない。 色は標準で("regular" 調和して?)、両側面のわずかなシェーディングは許容される。 ポイントのカラーと胴体には、見事なコントラストがある。 ポイントのマーキング(顔面:マスク、耳、四肢、"fett"、そして、尾)は、 その色において、できるだけ均一であることが望ましい。 マスクは、耳と同色で、耳によって接続され(トレース)、 ウィスカー・パッドを含んだ顔全体を覆っている。 マスクは、頭部の背部まで、広がっていてはいけない(及んでいてはいけない)。 ポインテッドのカラーのみ。
     
     
    注意事項
    : 下記の事項は、全ての色の "Old type Siamese" に適用される。
    ・ ポイントと同じ色調の、胴体のそのカラー内の、わずかなシェーディングは許容される。
    ・ 歳を取った猫の、胴体の、より濃いカラーは許容される。
    ・ いかなる白いマーキングも、及び、青以外のいかなる目の色も失格とする。
    ・ 下あごの後退("A receding")、及び、下あごの突出し過ぎ、 腹部の斑点、及び、"ghost markings" は誤り・間違いである。
     
     
     
     


     
     


  5. WCF (World Cat Federation) の
    「タイ」のスタンダード

  6. (サイト上の、English ページから入り、
    Standard から " Thai THA " を選択してください。)


    タイ
     
     
    ボディ
    :中くらいの大きさで、筋肉質なボディ。しかし、それでもやはり細身でエレガント。 丸っこくも長細くもない。四肢は中くらいの長さで、手先は丸い。中くらいの長さの尾で、 先端に向ってわずかに先細りとなっている。
     
     

    :穏やかな丸い曲線を伴った、適度なウエッジ型。 目の位置の窪みとともに、わずかにカーブした輪郭を持つ。 力強い頬と下あご、丸みを帯びた鼻口部(マズル)。
     
     

    :中くらいの大きさ。根元は幅が広く、先端はわずかに丸みを帯びいて、両耳は充分に離れた位置に置かれている。
     
     

    :大きくわずかに傾斜している。上まぶたはアーモンド形、下まぶたはわずかに丸みを帯びている。 色は鮮やかなブルー。
     
     
    被毛
    :短毛で光沢がある。身体に密着して寝ており、シルクのような手触り。 アンダーコートはない。
     
     
    色の種類
    :タイのカラーは、白以外の全てのポイントカラーが認められている。 カラーについての詳細は、一般的なカラーガイドの中で挙げられている。
     
     
    誤り
    :タイのブリーディングの目的は、トラディショナル・タイプのサイアミーズである。 無関係の品種との混血を暗示する、 どのようなタイプの変化でも望ましくなく、深刻な欠点(誤り)であると考えられる。 (例えば、羊毛のような被毛、目立つ頬、明確な限界のある停止、丸い眼など)
     
     
    ポイントの基準

    ボディ:25ポイント
    頭:25ポイント
    眼:15ポイント
    被毛の質感:20ポイント
    被毛の色とマーキング:10ポイント
    健康状態:5ポイント


     
     


     

  7. WTSN タイ・キャットの品種の解説

  8.  


    タイ・キャットの品種の解説 (breed description )
     
    オランダで使用されている "breed description"(品種の描写・詳細)は、 PREOSSIA のブリード・スタンダード(アメリカ)、WCF の「タイ」のスタンダード、 そして"Nederlands Overleg Keurmeestersgilde" (サイアミーズと東洋の短毛猫:イースタン・ショートヘアのスタンダード)、 に基づいて作成されています。
     
     
    概要
    理想的なトラディショナル・サイアミーズは、中くらいの大きさの、 逞しいタイプの頑丈な猫で、しなやかで、優美である。 筋肉の発達は良く、丸みを帯びた骨格で、 調和と釣り合いのほかに、実在感のある外見を有する。
     
     
    体型
    充分に発達した肩、胸、後四半部(ハインドクオーター)の外見を与える、 胸からでん部にかけて、骨格に充分な幅を持った充実した姿である。 わずかにカーブのある幅広い背中である。 側面から見てみると、でん部の先端から尾の付け根まで、 わずかな湾曲している。
     
    脚は、充分に筋肉のある、胴体とバランスの取れた長さと骨格である。 前足は、卵形より丸い。 尾は中くらいの長さで、 しかし、わずかに付け根が幅広く、先細りになっていて真っ直ぐで、 胴体と釣り合いが取れている。
     
     
    被毛とカラー
    被毛は短く、胴体をその中に包むための充分な厚みがある。 光沢があり、いくらか緊密に寝ているが、ぴったりしてもいないし、平らでもない。 質感は、豊富で柔らかいが、アンダーコートは望ましくない。 胴体のカラーは均一で、かすかなシェーディングがあり、 もしあるとすれば、肩から背中にわたってはより暗く、 腹部と胸に向ってより薄い色へと、次第に減退していくものとする。 一般的に、年とともに暗い色になるので、 年上のサイアミーズが、より暗い色の胴体を持つのは許されるが、 胴体の色とポイントの間には、明確なコントラストがなければならない。
     
    頬、マスク(顔面)、耳、四肢、手足の先、尾は、 胴体の残りの部分と比べると、明確なコントラストを持った、 より暗めの色の、豊富な、均一なカラーである。 マスク(顔面)は、ウイスカー・パッドを含む顔全体を、 覆っていなければならない。 しかし、頭部の頂点は覆われない。 そして、目に見えるように耳へ痕跡が繋がっていなければならない。 (耳へは、目に見えるトレースで繋がっていなければならない)。 仔猫は、トレースはまだ見えていない。 ポイントに、白い毛はあってはならない。 マスクは頭部の頂点を越えて及んでいてはならない(俗に、”フード”と呼ばれるものは不可)。 トラディショナル・サイアミーズの本来の色は、 シール、チョコレート、ブルー、ライラック・ポイントである。 その他の色もまた、許される: レッド、クリーム、シナモン、タビー、そしてトーティ・ポイント。 リンクス・ポイントについて言及されているもの以外に、 ポイントの部分に、違う色の毛が少しでも混じっていてはいけない。
     
     
    眼の形と色
    上まぶたは、アーモンド(out lengthwise) のような形で、 下まぶたは充分に丸いカーブの形をしている。 外側の角は、ほんのわずかに、内側の角より上の方に、置かれている。 眼と眼の間の幅は、少なくとも、一眼分はあること。 全く丸いという訳ではなく、全く狭い訳でもなく、全く傾斜している訳でもない。 眼の色は、輝くような、鮮やかな青である。斜視ではない。
     
     
    頭部、耳と眼
    頭部は、中くらいの大きさで、胴体と釣り合いが取れている。 中から大のサイズの、穏やかなウエッジ型で、 その幅より長さの方が、いくらか長い。 頭部の両端は、とりわけあごの筋肉は、 わずかに、穏やかな丸型に見せる。 しかし、筋肉は丸みを帯びた頂点を持った、 明らかなウエッジ型である。 あごの筋肉の塊は、常に、胴体の残りの部分と、 釣り合いが取れているものとする。 スタッドのジャウルは許されるものとする。
     
      側面は、眼から頭蓋骨の頂点までが、いくらか長く、 眼からマズル(鼻面)の先端までは、中くらいの長さである。 その猫のサイズによって、釣り合いが取れている。 目の直ぐ下の鼻の部分に、わずかな窪みがある。 その窪みから、ちょうど眼の上まで、穏やかで、緩やかな隆起があり、 わずかな凸状が、額の始まりの、そのマークをカーブしている(?)。 額は、平らでわずかに凸状である。 頬の先端と、鼻のラインの先端は、同一面上にある(?)。 充実した頬。
     
      耳は、中くらいの大きさで、根元が幅広くなっており、 その先端は丸い。 耳は、頭部の頂点の、両側の等しい位置に置かれている。 耳の後ろの被毛はとても短く、 ぴったりと寝ており、質感はベルベットのようで、 皮革が透けて見えるかもしれない。 耳の内部の被毛は、自然な長さに保たれている。 本当にわずかなイヤー・タフトは許される。
     
     
    体調
    健康で、元気旺盛な肉体のコンディション。 眼は澄んでおり、筋肉質で、強靭で、 頑丈だが、しなやか。 たるんでも、太っていてもいけない。
     
     
    ポイント・スコア
    Head, ears, eyes(頭部、耳、眼)        :25 ポイント
    Body type(体型)                      :25 ポイント
    Structure and size(構造と大きさ)      :10 ポイント
    Coat, body color and eye color(被毛、胴体の色、眼の色)
                                         :35 ポイント
    Condition (体調)                     :05 ポイント
     
     
    減点
    正しくない(色あせ、斑点など)ノーズ・レザーや、 前足(カラー・スタンダードで許されている場合を除く)、 混じり毛や白い毛(年老いた猫を除く)。 ポイントの Barring (カラー・スタンダードで許されている場合を除く)。
     
     
    失格
    斜視。 かぎ尻尾(キンク:目に見えるものでも、触って分かるような目に見えないものでも不可)。 白いつま先、そして/あるいは、足先。 外見、あるいは猫の気質を改変するような、 薬の使用についての任意の証拠。
     
     
     
     


     
     


  9. PREOSSIA   OSS のブリード・スタンダード

  10. TICAスタンダードと同一。
    2007年ThaiのTICA認定と共に、修正。
    修正以前のスタンダード

     
     ******************************************

    オールドスタイル・サイアミーズ=TICAのThaiのための、
    公式のスタンダード。

     
      以下のものは、TICAではThaiとして知られている品種の、公式のショー・スタンダードである。 PREOSSIAは、TICAのThaiのスタンダードを、 長い間オールドスタイル・サイアミーズとして知られていたスタンダードであるとして、 支持し続けていた。 これは、TICAの沢山のジャッジの方々、TICAの幹部の方々、TICAの委員会の方々、 そして、ヨーロッパと北米のオールドスタイル・シャム/タイのブリーダーの方々の活動を通じて、 共同で作られたスタンダードである。
     
      Thai(TH)
     
    解説
    頭部:40ポイント
    形状    :10
    額      :5
    横顔と鼻:5
    眼      :4
    眼の色  :3
    耳      :4
    鼻と頬  :7
    首      :2
     
    形状:
    修正されたウェッジ型で、中くらいの幅。頭部は、幅の広さよりも、長さがあるが、極端ではなく、狭くもない。 頭の上部は水平方向に丸みを帯びている。マズル(鼻口部)は、くさび型(V字形)。
     
    額:
    平らで長い。
     
    横顔と鼻:
    ほとんど一直線だが、目の真上に穏やかな凸型の曲面があり、 そして非常にわずかながら、目の真下は緩やかな凹型の曲線を描いている。
     
    眼:
    中くらいからわずかに大きめ、完全なアーモンド形で、オリエンタルではない。 目と目の間の幅は、目ひとつ分より、わずかに開いて配置されている。 目頭から目じりに向かっての直線は、耳の外側の根元に交わる。
     
    眼の色:
    青。深い青の陰影が推奨される。輝きと明度が、色の深さより大切である。
     
    耳:
    中くらいの大きさから、わずかに大きめ。耳の根元の幅は広く、先端は卵型。 耳の内側の根元は、一番近い目の中心の上に置かれている。 耳は、斜め外側の角度に向いており、頭部の側面よりは、わずかに頭頂に寄っている(垂直線から35度)。 とてもわずかなfurnishings(服飾品?)は、許される。
     
    鼻と頬:
    鼻:長さは中くらい。くさび型(V字形)であり、鼻に向かって先細りになった真っ直ぐな側面とともに、 マズル・ブレークは、ほんのわずかか、全くない。 マズルの終点は、側面に沿ってわずかに丸みを帯びており、中くらいの骨格である。
    頬:引っ込んでもいないし、突き出してもいない。鼻に垂直方向に一直線で並んでいる。
     

    首:
    中くらいの長さ。細くもなく、過度に筋肉発達してもいない。
     

     ******************************************
     
    体型:35ポイント
    胴体    :10
    脚部と足:8
    尾      :5
    骨格    :8
    筋肉組織:4
     
    胴体:
    細身から程よく長く、小さな豹のようにしなやかで、上品な優美さを併せ持つ。よく引き締まってたくましいが、 筒状ではなく、小型でもない。下腹部は、ほとんど水平で、地面と平行しており、安定している。 しかしながら、下腹部のわき腹の下の方の、わずかな量のたるんだ皮膚は許容される。
     
    四肢と足:
    四肢:中くらいの長さ。
    足:卵型で、猫と釣り合いが取れて中くらいの大きさ。
     
    尾:
    胴体と同じ長さ、尾の先端に向かって徐々に先細りになっている。
     
    骨格:
    中くらいの骨格。上品な優美さ。微細でも粗くもない。
     
    筋肉組織:
    引き締まっているがしなやかで柔軟。がっしりでもなく、濃密でもない。 持ち上げたときの猫の重さは、見た目から予測して、同じ程度か、わずかながら少し重い。


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    被毛/色/柄:25ポイント
    質感と長さ:13
    身体の色  :12
     
    質感と長さ:
    質感:光沢があり、ほんの少しアンダーコート(下毛)がある。絵に描いたような被毛でなはいが、 確かにぴったり寝ている。
    長さ:とても短い。
     
    身体の色:
    身体の色:猫のポイントカラーにぼんやりと辿れる、なるべく非常に淡いオフホワイトに染められている。 体色の均一さと、ポイントとのコントラストは、極端に白いことより大切である。
    ポイントの色:色のクラスによって、色の濃さと均一性が適度であること。マスク(顔面)、耳、脚(四肢)、そして尾は、カラーに合ったもの。
     

     ******************************************
     
    種類:ポインテッド
    区分:ソリッド(単一色)、タビー(縞)、トーティ(サビ柄)
    色:全て
    容認できるアウトクロス:サイアミーズ

     
     
    一般的な描写:
    この品種の理想的な猫は、中くらいの大きさからわずかに大きめの、フォーリン・タイプのポイント柄の猫であり、 タイの生来のポイント柄の猫の子孫で、その姿に類似している猫であること。 古代のシャムの元来の「ウィッチェン・マート」の生きている同等のものであることと、 20世紀初頭のアメリカやヨーロッパでの 「マルティン・フェース」(テンの顔のような)のサイアミーズのどちらもであることを 目的とされている。
     
    Thaiという猫は、多少なりとも極端であるべきではないと述べることは、全く不可能ではあるが、 しかし、その外見と性格はタイの国の遺産であるべきである。 Thaiという猫は、生来の西洋の品種ではなく、またそれに類似しているべきではない。
     
    この品種は、世界各国に散らばったブリーダーたちが、 20世紀初頭のタイプである、極端に走らないサイアミーズという品種を選択した、 あるいは、ときには無意識的に繁殖を続けていた1950年代に始まった。 1980年代には、これらの猫たちに献身的な、初めてのブリードクラブのいくつかが、 アメリカとヨーロッパで確立された。2001年には、ブリーダーたちは、 このThaiの品種の健康な遺伝子のプールの規模を大きくし、保存するために、 そしてまた、この南アジア固有の品種の猫たちの遺伝子が、西洋の猫のものと異なっているうちにそれを保存するために、 タイから、土地固有のポイント柄の猫を、意識的に輸入し始めた。
     
    このThaiという品種のトレードマークは、はっきりしたくさび型の鼻口部から提示されている、 頭の上部の水平方向に丸味を帯びた 独特の頭の形である。南国のタイという国のThaiのルーツを踏まえて、 もう一つの大切な特徴は、1889年にハリソン・ヴァイヤー氏によって、 西洋で初めて描写された、 この品種の非常に短い被毛である。
     
    Thaiは、一切極端さのないよく釣り合いのとれた、 外見と性格も調和している猫である。

     
     
     
    許容事項:
    生後12ヶ月に至るまでの、仔猫や若い猫の、不完全なポイントカラーと顔の色。 ポイント上においての良好なコントラストである限りの、リンクスポイントの胴体部のわずかな縞模様。 はっきりと身体とポイントのコントラストが見られる限りの、年長の猫の身体のより暗い色の陰影。 去勢していない雄猫のスタッド・ジャウル。
     
     
    ペナルティー:
    生来の丸い目。極端にオリエンタルな目。尖っていない、あるいは、尖りすぎた鼻口部。 狭い頭の上部。小さな耳、大きすぎる耳、耳の位置が下方(頭頂よりは、側面に近い)。 胴体が小型、あるいは、はっきりとした筒状の胴体。鞭のような尾。 過度なアンダーコート(プラッシュ・コート=豪華な下毛)。 non-agouti の成猫におけるゴースト・マーキング。
     
     
    受賞留保:
    ローマンな横顔(?)。明らかなストップ(?)。明白な凸面の額。 目立つイヤー・タフト。密集した下毛を伴ったふわふわした毛皮(テディベア・コート)。 コビーな(短くてがっしりした)胴体。肥満。ホワイトロケットとボタン、 白い爪先と四肢(肉球も含む)。ポイントの中にある白い斑点。青以外の目の色。
     
     
    失格:
    目に見える尾の欠陥。斜視。目に見える胸骨の終点の軟骨の突出(胸骨剣状突起)。
     
     
    気質は、凶暴であってはならず、凶暴なことを表すどのような兆候でも失格となる。 猫は、恐怖を示したり、逃走しようとしたり、通常は大声で不平不満を口に出すだろうが、 危害を与える兆候を見せてはならない。
    以下、TICAのショーのルールの詳細〜。
     
     


     

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    以下は、2007年2月のTICA認定によるThaiのスタンダードの修正以前のものです。          
    現在のスタンダードに戻る
     
    OSS の定義
    Old-style Siamese とは、
    (a) カラー・ポイントで短毛の、
    (b) 緩和されたウエッジ・ヘッドを持つ、
        穏やかなオリエンタルの体型の、
    (c) 飛びぬけた知能の、活発な、そして、おしゃべりな傾向の、
    (d) 理想的な品種の姿についての論争を解決するために
        用いられなければならない貴重なスタンダードは、
        1945年より前に産まれた歴史上のサイアミーズの
        入手可能な写真の連続した(完全な)収集(物)、
        そして、それら(写真)ほど重要性はないが、
        1945年より前に産まれた歴史上のサイアミーズの描写、
        である。
    (e) 1980年より後に産まれた Old-Style Siamese の祖先は、
        その大部分が(主に)、モダーン・サイアミーズの
        血統の中には一般に見つけられない猫で、
        構成されるものとする。
     
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    ・全般
    理想的な0ld-Style Siameseとは、適度に東洋的な部分を併せ持った、 カラーポイントのパターンの純血種のシャム猫である。 体型は、西洋でシャム猫の品種の基礎となった猫たちに似ているべきである。 明確に言えば、世界中に広まって数が増えてしまう前の(大よそ 1870 年から 1945 年の間の)、 シャム猫の歴史の初期に生まれた、ほどよいタイプのシャム猫たちのことである。 OSS はしなやか且つ優美でありながらも、 非常にしっかりした丈夫な骨格・筋肉組織を持っている中型の猫である。 丸かったり、こじんまりしていたり、極端に長かったりしていてはならない。 また、どの部分においても極端であってはならない。
     
     
    ヘッド
    身体に応じて中位の大きさである。中型から大型の、 くさび型を和らげたような骨格で、その幅より長さが若干長い。 ヘッドは、目からヘッドの頂点までがいくらか長いが、マズルは中位の長さである。 ヘッドの脇の方、特に下あごの筋肉にはほどよい丸さがわずかに見られるが、 マズルは先端が丸まった明白なくさび形である。 下あごの筋肉の大きさは常に残りの身体に応じて、 種雄(スタッド)のジャウルは許されるものとする。
     
     
    マズル(鼻面)
    明白なくさび型で、頬骨の高いところから鼻・頬の先端まで次第に細くなっている。 マズルはウィスカーズの後(裏・陰)に浅いブレークがある。 そのブレークは、マズルの一直線の両端のより細い・狭い角度から、 耳に通じる頭の一部のより丸い広がった箇所まで、緩やかに移行している。 マズルの先端は丸く卵型の形であるべきで、中くらいの丈夫な骨格であり、 優美(上品)であるが、鋭かったり、尖っていてはいけない。また、粗野(粗末・下品) でも四角くてもいけない。
     
     
    側面(輪郭・外形)
    猫のサイズに応じて、目から頭蓋骨の先端までは若干長く、 目からマズルの先端までは中くらいの長さ。僅かな窪み(傾斜)が眼のすぐ下の鼻のところにあり、 やさしく緩やかな上昇がその窪みから目の上まであり、 僅かな凸型のたわみ(曲がり)が額の始まりに示されている(位置を示す・印である)。 額は平らであるか、僅かに凸型である。鼻のラインの先端と頬の先端は同じ垂直の平面に並ぶ。 しっかりした筋肉組織の下あごのラインからくる丸みは、許されるべきである。
     
     

    ヘッドに比べると僅かに大きいサイズである。 充分な間隔があり、わずかにヘッドの両側の方へ向いた位置に置かれる。 垂直ではいけない。耳の先端は省略されており、鋭く尖っていない。 耳の毛はとても短く、ぴったり寝ている。
     
     

    アーモンド形。外側に向けて穏やかに傾斜しており、 外側は内側よりわずかに高くなっている。眼と眼の間隔は一眼以上ある。 眼の大きさは顔の大きさに応じて中位の大きさ。突出しても、深く窪んでもいない。 斜視でもない。
     
     
    眼の色
    明るく輝いた、宝石のような、鮮やかな青。 極端に薄くても(白っぽい)、藍色のように暗くてもいけない。
     
     
    ボディ
    シャムの豹。大きさは中位から大まで。 中位の幅の強壮な骨格で、筒形ではない。優美でしなやかであるが、 常にほどよい逞しさの骨格構造と筋肉の重量感がある。わずかに細長い胴で、 ほどよく頑丈で細身、もしくはとても頑丈で優美かもしれない。 下品だったり、まん丸だったり、こじんまりしていてはいけない。 また、どの部分も極端であってはいけない。
     
     

    中位の大きさで、身体に応じて僅かに長い。幅と筋肉は身体に応じる。
     
     

    中位で僅かに長い。中位でしっかりした骨格で身体の残りの部分を支えている。 優美だが、強く強壮な外見を持ち、か細くも華奢でもない。後ろ足は前より僅かに高い。
     
     
    手足
    身体のほかの部分に応じて、サイズは中位から大。 卵型で、優美な強さを連想させる。上品でも下品でもない外見。 つま先は前足は 5 本指で、後ろ足は 4 本。
     
     

    僅かに長い。身体の大きさに応じて中位で、 骨格はしっかりしているが、先端に向かって細くなっている。 貧弱であったり、鞭のようだったりしてはいけない。無骨な先端でもいけない。
     
     
    コート(毛皮)
    シングル・コートで、短く繊細(細い)。柔らかく、光沢があり、ぴったり寝ている。
     
     
    コンディション
    健康で、体力も強壮な状態である。目は澄んでいる。 筋肉質で強く頑健でいながら、しなやか。ぐにゃぐにゃであったり、 ぶよぶよであってはならない。太っていてもいけない。
     
     
    減点
    肥満や丸々した身体。短い手足。小さい耳。異なった鼻の先端部。丸い眼。斜視。暗く青い瞳。
     
     
    失格
    トリミング、または耳やコートなどをいじった形跡。 極端に長いか短いヘッド。極端に細い骨格。 極端に大きな耳(コウモリのような耳)やボンネット。 極端に細い骨格。極端に窪んだ、または細い眼。丸い頭蓋骨。 ペキニーズや縫いぐるみの犬のような潰れた鼻とマズル。 やや離れたところにあるように見える耳。カールしたり、折り畳まれるなどの、 異常な構造の耳。ボブテールや目に見えるキンク。ブルー以外の眼。病気や酷い形跡。 口呼吸、衰弱。白い斑点、襟巻き、足先。正しくない手足の指の数。 咬合不正によるアンダーショットまたはオーバーショットの顎。
     
     
    ボディ・カラー
    均一。シェーディングは、あったとしても、肩から背中にかけて次第に暗くなるもの。 また、腹や胸にかけては次第に明るい色になる。 シャム猫は年齢とともに暗い色になる傾向にあるので、 加齢による濃い色は許されるが、ボディとポイントには明らかなコントラストが見られなければならない。
     
     
    ポイント・カラー
    マスク・耳・四肢・手足・尾のカラーは豊かな色合いで、 残りの身体と明白に異なるコントラストを持つ。 特別な例外は、下記にあるトーティ・リンクス、そしてトーティ・リンクスポイントである。 マスクはウィスカーズ・パッドを含んだ全ての顔を覆うが、頭の頂点には達していず、 耳へ向って繋がるトレースが見えていなければならない。被毛に白い毛が混じっていてはいけない。 リンクスを除いては、ポイントに印が付いていてはいけない。
     
     
    減点
    均一でないボディカラーとシェーディング。 ノーズレザーとポーパッドの正しくないカラーパターン。 頭の頂点を越えたり、首まであるマスク(フードという)。 リンクスを除く、ポイントの印・または白い毛。
     
     
    失格
    白いつま先、白い手足、多様な隣接の白い毛による白い斑点。
     
     
     
     
    オールドスタイル・サイアミーズのカラー
     
    シール・ポイント
    身体は淡黄褐色からクリーム色のベージュで暖色系。 シェーディングはポイントと同じ色調。ポイントは殆ど黒に近い、 深いシール・ブラウン。ノーズレザーとポーパッドはポイントと同じ色。
     
    チョコレート・ポイント
    身体はシェーディングのないアイボリー。ポイントは、ミルク・チョコレートブラウンで暖色系。 ノーズレザーとポーパッドはシナモンピンクであるべきである。
     
    ブルー・ポイント
    身体の色はブルー系の白色、寒色系。シェーディングはポイントと同じ色調。 ポイントは深い青系のグレー。ノーズレザーとポーパッドは 濃い青みがかった灰色(スレート)から黒。
     
    ライラック・ポイント
    身体は優雅な白でシェーディングはない。ポイントはピンク系の色調のフロスティグレー。 ノーズレザーとポーパッドはラベンダー・ピンク。
     
    カラメル・ポイント
    身体はオフホワイト(木蓮)で、シェーディングはポイントと同じ色調。 ポイントは茶系のグレー。ノーズレザーとポーパッドはピンクがかった灰色。
     
    タウペ・ポイント
    身体は白に近く、シェーディングはない。 ポイントはピンクがかった色調のフロスティ・ブラウニッシュグレー。 ノーズレザーとポーパッドはピンク。
     
    シナモン・ポイント
    ポイントはアイボリー。シェーディングはポイントと同じ色調。 ポイントは暖かいシナモンブラウン。ノーズレザーとポーパッドはピンクからシナモンブラウン。
     
    フォーン・ポイント
    ボディはオフホワイト(木蓮)。シェ−ディングはポイントと同じ色調。 ポイントは暖色系の薄いばら色のマッシュルーム色。ノーズレザーとポーパッドは ピンクからピンクがかった淡黄褐色。
     
    レッド・ポイント
    ボディは白。シェーディングはアプリコット色が背中とサイドにある。 ポイントは明るい赤みがかった金色。マスクや四肢・尾の縞や ストライプが少ないことがより望ましいが、要求される訳ではない。 ノーズレザーとポーパッドはピンク。僅かな鼻やポーパッド・唇・まぶた・耳の小斑点は受容される。
     
    クリーム・ポイント
    ボディはホワイト。シェーディングは背からサイドにかけてクリーム色。 マスクや四肢・尾の縞やストライプが少ないことがより望ましいが、要求される訳ではない。 ノーズレザーとポーパッドはピンク。僅かな鼻やポーパッド・唇・まぶた・耳の小斑点は受容される。
     
     
     
     
    リンクス・ポイント
    ボディーは薄い色で同等の一様なポイントカラーでの明らかなコントラストが見られる。 シェーディングは印やスポットや鯖虎やクラシックなどの虎縞に隠されいるかもしれない。 子猫の薄いマークは許される。マスクは目や鼻の周りのストライプがはっきりと際立っている。 額の上のMのマークと頬のストライプと、ウィスカーズパッドの黒い斑点がはっきりと際立っている。 ストライプは頭の頂点を過ぎて延長しているべきではない。 耳の縁は、親指の指紋に似ている中心になる色と同一のマスクのマークの色と同じであるべきである。 親指の指紋は、トーティーリンクスポイントでは、多少薄まったカラーサンドで見えないかもしれない。
     
      四肢ははっきりと際立ったブレークのある多様なサイズのストライプを持っている。 四肢のカラーは他のポイントより薄いかもしれない。後ろ足のカラーは濃淡があるべきではない。 尾は、沢山のはっきりした際立った多様なサイズの輪が一様な先端まで持っているべきである。 トーティリンクスポイントでは、尾の先端はトーティー・マーキングがあるかもしれない。 輪は、尾の全ての長さに延長しているべきで、尾の先端と根元にも見られるべきである。
    注意:ソリッドレッドとソリッドクリームポイントと、レッドリンクスとクリームリンクスポイントの 違いはしばしば見分けることが出来ないかもしれない。
     
    シール・リンクス・ポイント
    ボディーは薄い淡黄褐色。シェーディングはポイントと同じ色調でゴーストストライプと 印が覆っているかもしれない。ポイントはシールブラウンの縞で、 より薄い背景色とは明らかに分かれている。耳は、中央により薄い色の親指の指紋とともに、 シールブラウンの縁取りがある。ノーズレザーはシールブラウンの中にピンクの縁取りが良い。 シールブラウンだけでも良い。ポーパッドは、シールブラウン。
     
    チョコレート・リンクス・ポイント
    ボディはアイボリー。シェーディングはポイントと同じ色調でゴーストストライプと 印が覆っているかもしれない。ポイントは暖色のミルクチョコレート色の縞で、 より薄い背景色とは明らかに分かれている。耳は中央に薄い親指の指紋がある暖かい ミルクチョコレート色。ノーズレザーはシナモンにピンクの縁取りが望ましいが、 シナモン一色でも許される。ポーパッドはシナモンピンク。
     
    ブルー・リンクス・ポイント
    ボディはブルーがかった白で、寒色系。シェーディングはポイントと同じ色調で、 ゴーストストライプと印が覆っているかもしれない。ポイントは深い青灰色の縞で、 より薄い背景色とは明らかに分かれている。耳は中央に薄い親指の指紋がある深い青灰色。 ノーズレザーは灰がかった色にピンクの縁取りが望ましいが、灰がかった色一色でも許される。 ポーパッドは灰がかった色。
     
    ライラック・リンクス・ポイント
    ボディは優雅な白。シェーディングはポイントと同じ色調で、 ゴーストストライプと印が覆っているかもしれない。 ポイントはピンクかがったフロスティ・グレーの縞で、 より薄い背景色とは明らかに分かれている。耳は中央に薄い親指の指紋があるピンクかがった フロスティ・グレー。ノーズレザーはラベンダーピンクにピンクの縁取りが望ましいが、 ラベンダーピンク一色でも許される。ポーパッドはラベンダーピンク。
     
    レッド・リンクス・ポイント
    ボディは白。シェーディングはポイントと同じ色調で、 ゴーストストライプと印が覆っているかもしれない。 ポイントは深い赤みのある金色の縞で、より薄い背景色とは明らかに分かれている。 耳は中央に薄い親指の指紋がある深い赤色。ノーズレザーとポーパッドはピンク。 僅かな鼻やポーパッド・唇・まぶた・耳の小斑点は受容される。
     
    クリーム・リンクス・ポイント
    ボディは白。シェーディングはポイントと同じ色調で、 ゴーストストライプと印が覆っているかもしれない。 ポイントは暖かいクリーム色の縞で、より薄い背景色とは明らかに分かれている。 耳は中央に薄い親指の指紋がある暖かいクリーム色。 ノーズレザーとポーパッドはピンク。僅かな鼻やポーパッド・唇・まぶた・耳の小斑点は受容される。
     
    カラメル・リンクス・ポイント
    ボディはオフホワイト(木蓮)。 シェーディングはポイントと同じ色調で、 ゴーストストライプと印が覆っているかもしれない。 ポイントは茶色がかったグレーの縞で、より薄い背景色とは明らかに分かれている。 ノーズレザーは灰がかった色にピンクの縁取りがより良いが、ピンク一色でも許される。 ポーパッドはピンクがかった灰がかった色。
     
    タウペ・リンクス・ポイント
    ボディはオフホワイト(木蓮)。 シェーディングはポイントと同じ色調で、ゴーストストライプと印が覆っているかもしれない。 ポイントはフロスティでピンクがかった色調の茶色っぽいグレーの縞で、 より薄い背景色とは明らかに分かれている。ノーズレザーとポーパッドはピンク。
     
    シナモン・リンクス・ポイント
    ボディはアイボリー。シェーディングはポイントと同じ色調で、 ゴーストストライプと印が覆っているかもしれない。ポイントは暖かいシナモンブラウンの縞で、 より薄い背景色とは明らかに分かれている。ノーズレザーはシナモンブラウンに ピンクの縁取りがより良いが、ピンク一色からシナモンブラウンでもでも許される。 ポーパッドはピンクからシナモンブラウン。
     
    フォーン・リンクス・ポイント
    ボディはアイボリー。シェーディングはポイントと同じ色調で、 ゴーストストライプと印が覆っているかもしれない。 ポイントは暖かい薄いばら色のマッシュルーム色の縞で、 より薄い背景色とは明らかに分かれている。ノーズレザーは淡黄褐色にピンクの縁取りがより良いが、 ピンク一色からピンクがかった淡黄褐色でも許される。 ポーパッドはピンクからピンクがかった淡黄褐色。
     
     
     
     
    トーティ・ポイント
    ボディーは薄い色で同等の一様なポイントカラーでの明らかなコントラストが見られる。 シェーディングは色の継ぎはぎや混合。ポイントは、 多様なシェードの赤やクリームの不規則な継ぎはぎと(または)混合であるべきである。 どこかの大きな赤やクリームのエリアには縞が見られるかもしれない。 それぞれのポイントは少なくとも色の上で小さなブレークがなければならない。 壊れたポーパッドや足の模様の色などを含めて。 炎(?)は付加。ノーズレザーとポーパッドはどちらもベースカラーかピンクに (またはどちらにも)則る。特色のあるトーティーカラーは下記を参照。
     
    シール・トーティ・ポイント
    ボディーは淡黄褐色。シェーディングは均一でない暖かい茶色からアプリコットで背からサイドへ。 ポイントはシールブラウンが多様な赤のシェードに不規則に継ぎはぎ・混ざった状態。 ノーズレザーとポーパッドはシールブラウンと(または)ピンク。
     
    チョコレート・トーティ・ポイント
    ボディーはアイボリー。シェーディングは均一でない薄いチョコレート色からアプリコットで 背からサイドへ。ポイントはシールブラウンが多様なクリームのシェードに 不規則に継ぎはぎ・混ざった状態。ノーズレザーとポーパッドはチョコレートと(または)ピンク。
     
    ブルー・トーティ・ポイント
    ボディーはホワイト。シェーディングは均一でない薄いブルーから薄いクリーム色で 背からサイドへ。ポイントはブルーグレーが多様なクリームのシェードに不規則に継ぎはぎ
    ・混ざった状態。ノーズレザーとポーパッドはブルーグレーと(または)ピンク。
     
    ライラック・トーティ・ポイント
    ボディーはオフホワイト。シェーディングは均一でない薄いライラック色から 薄いクリーム色で背からサイドへ。ポイントはライラックが多様なクリームのシェードに不規則に 継ぎはぎ・混ざった状態。ノーズレザーとポーパッドはライラックと(または)ピンク。
     
    カラメル・トーティ・ポイント
    ボディーはオフホワイト。シェーディングはポイントと同じ色調。 ポイントは茶色がかったグレーとクリームのシェード。ノーズレザーとポーパッドはピンクがかった グレーと(または)ピンク。
     
    タウペ・トーティ・ポイント
    ボディーは白に近い色でシェーディングはない。 ポイントはフロスティな茶色がかったグレーとクリームのシェード。 ノーズレザーとポーパッドはピンク。
     
    シナモン・トーティ・ポイント
    ボディーはアイボリー。シェーディングはポイントと同じ色調。 ポイントは暖かいシナモンブラウンと赤のシェード。ノーズレザーとポーパッドはピンク。
     
    フォーン・トーティ・ポイント
    ボディーはオフホワイト。シェーディングはポイントと同じ色調。 ポイントは暖かい薄いばら色のマッシュルーム色とクリームのシェード。 ノーズレザーとポーパッドはピンク。
     
     
     
     
    トーティ・リンクス・ポイント
    スタンダードは、特にリンクスポイントのカラーに準じる。 耳とノーズレザーとポーパッドは例外で、ぶちである。 耳は中央に、見える渦巻きがあるか、ないかもしれない。 尾はリンクスポイントに似ているが、先端も含めてトーティーマークがあるかもしれない。 ポイントは赤と(または)クリームの継ぎはぎで縞を越えている。 ポイントの継ぎはぎは実体のない配分である。 これらの猫は、トーティーポイントよりも、リンクスポイントに似ている傾向にある。
     
     


     
     


     
     
  11. 「トラディショナル・シャム」
    「クラシック・シャム」について
  12. 「トラディショナル・シャム」と「クラシック・シャム」のスタンダードは、 TCA にて有料で入手することが可能です。


     
     
     
     

 
 





 
 


 
                     








     


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